正しい天気予報の見方

「晴れ時々雨」と「晴れ一時雨」は何が違うの?

こんにちは! 気象予報士の住友です。

気象に関する講演などをする機会がありますが、天気予報って知っているようで知らないことが多いんだなと実感します。

そのうちのひとつ「晴れ時々雨」と「晴れ一時雨」の「時々」と「一時」の違いは何?ということです。

結論を言ってしまうと、「雨の降り方」と「時間の長さ」が違います。

図を使って詳しく説明しますね!

 

テレビや新聞などでは同じマーク

テレビ画面や新聞紙面でみる天気マークのことをテロップといいます。

例えば、「曇り一時雨」「曇り時々雨」の場合のテロップは同じイラストが使われます。

そのため、天気予報を日頃から見られている方でも、違いについ知らなかったという方がわりといらっしゃいます。

 

「晴れるけど、どこかのタイミングで雨が降るんだなぁ~」

という感覚かと思います。

 

テロップは同じなのに、何が違うのでしょうか?

 

「晴れ一時雨」の「一時」って何?

雨の降り方が連続しており、予報期間内にその現象(「晴れ一時雨」の場合は「雨が降る」)が起こる時間の長さが1/4未満の時に「一時」が使われます。

 

例えば、翌日の天気予報を見てみます。

天気の予報期間は0時から24時までの24時間です。

 

雨が3時間降る場合

予報期間全体の1/8時間、雨が降ります。

1/4未満なので、この時の予想は「晴れ一時雨」になります。

 

雨が6時間降る場合

予報期間の全体の1/4となるため、この場合は「晴れ時々雨」という予想になります。

教科書的には・・・

 

予想する気象予報士によっては、雨を2コマ(業界用語:1コマ=3時間)つけたけれど、

「6時間びっちり降るわけじゃないから」

「5時間くらいで雨が上がるから」など

ちょっとした天気のニュアンスを表現するために、「晴れ時々雨」をあえて付ける気象予報士もいます。

 

「晴れ時々雨」の「時々」って何?

雨の降り方が降ったりやんだりと断続的で、予報期間内にその現象(「晴れ時々雨」の場合は「雨が降る」)が起こる時間の長さが1/4以上、1/2未満の時に「一時」が使われます。

 

晴れ一時雨の例えと同様、翌日の天気予報の予報期間0時から24時まででで説明します。

雨が6時間降る場合

予報期間の全体の1/4となるため、この場合は「晴れ時々雨」の予想になります。教科書的には。

 

雨が9時間降る場合

予報期間全体の1/4以上、1/2未満になるため、迷わず「晴れ時々雨」の予想になります。

 

雨が12時間降る場合

予報期間全体の1/2になるため、教科書的には「雨時々やむ」という予想になります。

「雨時々やむ」の予想になった場合は、テロップも雨主体のものに変わります。

 

ただ、「晴れ一時雨」の時と同様、予想する気象予報士によっては、

「12時間びっちり降るわけじゃないから」

「予報では6時から9時に雨をつけたけど、降り出しは8時くらいだから」

などの理由で「晴れ時々雨」というテロップをつける場合もあります。

 

まとめ

「晴れ時々雨」と「晴れ一時雨」はテロップは同じでも、雨の降る長さが違います。

「晴れ一時雨」より「晴れ時々雨」の方が、雨の降る時間が長くなります!

 

テレビや新聞のテロップだけでは、雨の降る時間の長さはわかりませんので、予報文で「時々」なのか「一時」なのか確認するとよいでしょう。

また、時系列予報(3時間毎の天気)も新聞の中面やテレビのデジタル放送なので確認できますので、いつ降るかまで確認する習慣をつけると、外出中に傘をを買ってしまうといった予定外の出費を抑えられるかもしれません。

朝は忙しい場合も、ほんのちょっと確認するだけで、得することも多いので、予報文や時系列予報も目を通すことをオススメします。

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